日本と中国の違いに関して、中国の女性のご意見を聞きました。
以下、ご意見の内容です。
日本の皆さん、中国で暮らし、あるいはビジネスする時、もっともカルチャーショックを感じた時はいつですか。
急に中国、あるいは韓国の友人から電話をかけてきて、食事会とかに参加できるかどうか聞かれたことがありますか。いきなり誘ったら、相手の都合もあるのに・・・前もって計画する日本人からみると、「突然の連絡」は中国人の理解しにくい習慣ですね。それで、戸惑い、迷惑感じるでしょう。
日本では、食事会や会議などの集いは、普通一週間前に連絡し、皆に時間を空けておかせるのは常識みたいですね。しかし、中国人、韓国人もそうですが、約束したのに、ドタキャンするほうはまだいいが、何の連絡もなしにすっぽかすことさえよくあります。
中国人は、友達だったら、気を使わないで、誘いたい時に誘うし、顔を見たい時に、何の連絡もなしに、訪れていくことです。または、飲んでいたり、遊んでいる時に合流して、友達を友達に紹介することがよくあります。一度会えば、みんな友達になるという考え方です。日本人から見れば、本当にありえない、非常識だと思われがちですが。日本人友達と会う約束をした時、彼女が手帳を出して、スケジュールを確認したとき、中国人である私は確実にカルチャーショックを覚えました。
なぜ突然の連絡が中国人の特徴に映るのでしょうか。やはり両国の仕事の進め方、考え方が違うからだと考えられます。日本人は何事も長期にわたり、綿密に計画を立てる習慣です。しかも、明確かつ具体的に作成します。一方、中国人は、計画は変化に追い付かないと、いつも言っています。このやり方は、比較的柔軟性があり、臨機応変に対応しやすいです。
中国を理解していない日本人は「中国人の仕事態度は不真面目だ」と決めつけやすいですね。しかし、国によって事情が違い、生活や仕事のやり方も当然違ってくるので、いつもの「日本ではありえない」とは言うことができないでしょう。一方、日本で働く場合、中国人ののんきさで仕事するようじゃ、あまり妥当とは言えませんね。とにかく、郷に入っては、郷に従い、中国と日本はお互いの違いを尊重してこそ、相互に理解することができるでしょう。余談ですが、三菱で働いていたクラスメートは旅行に行く時、excelの細かいスケジュールを作成しました。昔はおおざっぱな女性だったのに、本当に驚きました。やはり日本風に性格が変わったでしょうか。